ぎぶそん:えっと、やーま、唐突なんですが、「リモートワーク」というお題でお話ししましょう(笑)
やーま:(笑)いいですよ!
ぎぶそん: (笑)これも、まさに実際リモートでお話をしているわけですが、普段から結構ZOOMで打ち合わせをすることも多いですし、チャットで気軽にやりとりのできる環境を整えていただいていることもあり、僕は仕事をしている中で、そこまでリモート感を感じることもないですし、うまく動いているのでは?と思います。やーま的にはどうすか?
やーま:コミュニケーションはとれていますよね。会社もそうですけど、自分自身もうまく対応するためにアップデートしてきたって感じはします。
ぎぶそん:リモートワークって、ここ1、2年の間で突如必要に迫られて、それで急加速気味に普及拡大していった働き方じゃないですか。だから、会社側にとっても従業員側にとっても、そもそも慣れているはずがないもんね。それまでのうん十年間、通勤して出社というのが当たり前のカタチだったわけですし。
やーま:そうですよね。だから、人によって合う・合わないというのも、やっぱりどうしてもあると思います。効率的だと感じる人もいれば、非効率と感じる人もいる。
ぎぶそん:いろいろと激動と言うか、本当に大変だったもんね。。やーまは「リモートワークで働く」ってことになった時、やっぱり不安という部分は大きかった?
やーま:えっと、まず「パソコンの接続とか、機械的な不具合があった時はどうしよう?!」っていう不安はありました。自分で対処できるかなぁって。。
ぎぶそん:うん、たしかに。会社内だと機器に詳しい人がいれば「お願い!なんかおかしいから助けて~」とか頼むことができたりしますもんね。あと、パソコンや機器類の保守は専門業者に任せていたりってケースもありますし。でも在宅だと、なかなかそうはいかないもんね。
やーま:みんながみんな詳しいって訳じゃないと思いますし、私はあまり詳しいほうじゃなくて…。
ぎぶそん:でも、どんなに機械に詳しい人にでも対処できないようなトラブルもあるじゃないですか。たとえば停電とか通信障害とか、ある意味不可抗力的なトラブルもありえなくはないから、だから不安はありますよね。当然、そうした事態が起きることを想定して備えておかなくてはいけないし。僕は、UPS(無停電電源装置)とかも念のため入れてる。
でも、やーま、特に問題とかは起こってなさそうに見受けられますが?
やーま:けっこう大丈夫でした(笑)
ぎぶそん:(笑)
ぎぶそん:働きかたとか仕事の進め方の部分でも問題なかったって感じ?
やーま:いや~うーん、最初は。。
ぎぶそん:ドキドキ?(笑)
やーま:ドキドキ(笑) なんだろう。周りに人がいないと、どうしても孤立しますよね。最初は孤独感の方が一番大きかったですね。でも、今はぜんぜん大丈夫です。そこの部分は慣れていったりで、のり越えることができたんですけど、だけど、その越えるっていうのは、人によってできる・できないというのがあると思います。
ぎぶそん:本当にその通りですよね。やーまが孤独感っていうものを乗り越えた術は「慣れ!」で、ひたすら慣れるのを待った感じ?それとも環境の変化を和らげようとか、克服のために工夫したことがあったり?
やーま:音楽です。
ぎぶそん:あぁ!僕もね、ラジカセは必需品!
やーま:作業用BGMを聞いて気を紛らわすとかをしていました。
ぎぶそん:職場でもラジオとか有線放送が流れていたりしますもんね。たまに有線が切れたりして無音になると「シーン」ってなって、みんなちょっとぎこちない感じになったり(笑)
やーま:慣れっていう部分がやっぱり大きいと思いますけど、そういった工夫、音楽をかけるとか、自分なりの工夫はしていました。
ぎぶそん:僕の場合はスマイルミッションに入社する前から在宅勤務の経験があって、それこそフリーで仕事をしていた時は、こうしてやーまをはじめ、社内のメンバーと日常的にチャットで繋がるってことはなくて。もちろん、お客様とのコミュニケーションや、その案件に携わる関係者とのやりとりは頻繁にはあるのだけれども、基本はひとりって感じ。だから、そうした業務形態と比べると、いまのリモートワークは孤独感よりもむしろ仲間感というか、一体感はだいぶ感じる(笑)。だけど、そう感じることができるのも、結局「慣れ」があってのものかなとも思います。
やーま:そうですね。仕事で分からない事とか困ってる事があっても、チャットやZOOMで気軽に聞いたり、繋がっている感じはします。
そう、ぎぶそんがこないだ立ててくれた「テクニカルレポート」(スマイルミッションで導入している、技術的な知識や情報の共有を専用としたチャットチャンネル)もすごく便利だし、助かっています。
ぎぶそん:リモートワークの弱い部分と言いますか、個人的に課題と感じてきたことが「教えたり・教わったり」という部分のコミュニケーションで。会社内であれば技術的なこと、それ以外のほんの些細なことでも、たとえば…うーん、電気の消し方とか冷蔵庫の使い方とか?そういったことを聞きたい時なんかも、先輩なり同僚なり近くのメンバーに一声かけたり、自然なコミュニケーションを取って解決ができるけど、リモートだとそうはいかないじゃないですか。空気感も掴みづらかったりしますし。
やーま:すごくわかります。
ぎぶそん:特に技術的なことだったら、職場ならばデスクの前で直接的にじっくり教えたり、教えられたりってこともできるけど、リモートワークの場合はなんらかのツールを通す必要があったり、ワンクッション・ツークッションがどうしても必要になっちゃう。そうすると「相手に負担をかけてしまう」って考えちゃって、「知りたい」「学びたい」「知ってほしい」「教えたい」っていう意欲があっても、なかなか控えめになってしまいがちで。
そういったコミュニケーションの柔軟性とか技術面での社内共有がもっと積極的にできればいいなぁと思い、提案させてもらいました。。まだ、試験的ではありますが…
やーま:先ほどの孤独感の話にも関係していると思うんですけど、基本的に自分で調べて、解決しなきゃっていう選択肢になりがちですもんね。
ぎぶそん:うんうん。それもとても大切なことだと思うんだけど、それだけではなかなか辿り着けない知識とか情報というのも必ずありますし。あとチャットベースだと、やはりテキストで物事を伝えるという方法が主になるから、しっかり伝達するためには、ある程度でもトリセツ的な文章を書いてやり取りをする必要があったり。テキストにするとどうしても硬い感じの雰囲気が醸し出ちゃいますよね?
やーま:はい。文字だと端的ですもんね。質問だけ投げかけてって感じになってしまったり。
ぎぶそん:へんな誤解が生じたり。文字の情報だけだと、硬い感じの人なのかな?と思ってたけど、実際に会ってみると全然真逆だったなんてこともあったりしますよね(笑)。
やーま:ありますあります(笑)。
ぎぶそん:でも、うちの会社ではリモート勤務を基本とする体制になっているけど、イベントや食事会、あと重要な会議なんかで、社長や社員が集まって交流できる機会を設けてくれているじゃないですか?それがあるのと無いのとでは結構違うんじゃないかなぁと思います。イベントも強制参加的なものではないけど、立地的に遠い人でも参加してるし、やっぱり集まれる場があるのは嬉しいですよね。
やーま:たくさん喋りましたよね!(笑) チャットだと端的なやり取りが多かったけど、実際にお会いするととても気さくな方だったんだって知れたり。
ぎぶそん:偏食の話とか、コンタクトレンズの話とか(笑)。僕は、社長と2次会でも音楽の話ばっかしていましたよ。
やーま:え~っそうなんですか?!
ぎぶそん:うん。楽しかったですよ。ついこないだも会議で本社に行ったんですが、変にかしこまった感みたいな事もなく、密度のある会議ができました。その後のお食事会も笑い話に花が咲き、リモートワーク主体の会社だとは思えなかったですよ。
やーま:私も入社当初はそう感じてました。本当にリモートワークの会社?っていう感じで(笑)。でもそれって昔からの良く知れたメンバーがいるからこそだと思うんです。ただ、私のような新入社員が入ってきても新しい人をカバーしようと試行錯誤してくださって、ありがたかったです。
ぎぶそん:メンバーのみなさん、みんな優しいですもんね。ありがたいです。うちで試験的に導入された「オープンタイム」(スマイルミッションで試験導入している社内コミュニケーション推進を目的としたイベント。就業時間内の1時間程を社員同士がZOOMでフリートークできる場として設けるイベントで、定期的に開催している)もすごく良い取り組みだと思います。先ほどのリモートワーク特有の孤独感っていうものからも開放されるし、他の部署の雰囲気も知れますよね。
やーま:そうですね。やっぱり仕事をする上では仕事内容の報連相も大切ですけど、その前に一緒に働く場所の雰囲気、一緒に働くメンバーの人となりを理解しておくってかなり重要なことですよね。仕事はチームプレーですから。普通の会社だったら自然に訪れそうな何気ない会話の機会も、リモートだと人工的に増やすっていう工夫がいるんですよね(笑)。
ぎぶそん:ほんとうに、やーまが言ったように工夫が必要だし、それができる余地って意外にまだ色々あると思う。その工夫ってのもそれぞれの会社の風土や、抱えている課題によって違うと思うけど、結構ネックになっていることは近い内容だったりもするのかな?と。
やーま:うちの会社でもまだまだその辺りは課題がありますよね。かなり忙しい時はどうしても個人プレーになりがちですし。ぎぶそん、今以上に何かいい方法って何かありますかね、、、?
ぎぶそん:みんな別々の場所・環境で働いている中でも、一体感を深めていく方法。うーん、なんだろう。「デスクを置く場所がそれぞれの家の中にあるってだけで、実際にはみんな同じ会社内で働いているんだ」っていうことを、たとえ擬似的であっても、感覚的であっても、より共有して感じることができればいいかもしれないですね。
例えば、「それぞれ聴いているBGMやラジオをみんな同じものにしてみる」とかおもしろそう。もちろん、環境面で難しい人や静かな方がはかどるって人もいると思うので、まぁそこは自由選択な感じで。あと、つぶやき板みたいな、仕事と関係ないことでも何かぼやけるような場所をチャットで作ったりするのもいいかも?職場内で仕事をしていても、何かしらの話をするものじゃないですか。内容がないような会話とかでも。どうでもいい独り言みたいなことを言うと、誰かがそれに反応したり(笑)。「あ、雨降ってきた」「え?こっちガンガン晴れてますけど」みたいなリモートワーク特有のコミュニケーションもうまれそう(笑)。
やーま:同じものを共有するってかなりいい方法だと思います!時間を決めて、「この時間だけ○○のラジオ聞こう!」みたいな感じで。
同じものを見たり聞いたりして感想を言い合うことって恋人と仲を深める為に効果的な方法の1つって何かで読んだんですよね、、、あ、いや、恋人ではないですけど、それに近い効果は期待できると思います!(笑)
ぎぶそん:ふむふむ、なるほど。そういった効果があるんですね。さすが真夜中の書店を徘徊されているだけのことはあります…。勉強になります!(笑)
あれ?でも、なんか、その感じ知ってるなぁ。なんだっけかなぁ…。あっ!北の国からだ!れいちゃんとレンタルビデオを観るやつ!遠距離のれいちゃんと同じビデオ借りてきて、で、同時で再生ボタンを押して見るってやつ。「巣立ち」だ、巣立ち!でもあの会はなぁ…終始なかなかヘビーな感じなんだよなぁ…。でもやっぱり結局、正吉がカッコいいんですよね。。
話が脱線してきたようですが…この後しっかりと軌道修正しまして、次回はリモートワークの「メリット」に関することを中心に、こんなこと・あんなことを語らいます!